ランディングページ(LP)を自分で作る!メリットデメリットとおすすめツールを紹介

「予算をかけずにランディングページを作りたい」という場合、ランディングページ(LP)を自作することで予算をかけずに制作することができます。

ランディングページを作るには、構成やコピーの作成、デザイン、コーディングなどをスキルが必要ですが、ノーコードツールを活用すると、簡単にデザインでき、コーディング不要で公開できます。

この記事では、ランディングページをご自身で作る場合のメリットデメリットと、おすすめのデザインツールをご紹介します。

①製作費を節約できる

ランディングページ(LP)を自分で作ることで、制作費用を節約できます。

ランディングページ制作を企業や個人に依頼する場合、リサーチからコピー作成、ライティング、コーディングまで含めると、企業なら100万円程度、格安の制作会社や個人なら約30~50万円が相場となります。

一方、自作の場合は、パソコンさえあれば無料、またはツール代の月額約1000円前後で作ることができ、コストを抑えて制作できる点がメリットといえます。

②修正や変更が簡単

自作の場合、制作会社に依頼しないため、軽微な修正や変更もご自身で行えます

例えば、日付や価格などちょっとした修正においても、デザイナーにデザインを修正してもらい、さらにコーダーに修正依頼をする必要がありますが、自作ならご自身でいつでもできます。

そのため、やり取りの手間がかからずタイムリーに修正ができます。

①時間がかかる

ランディングページの制作には多くの時間がかかります。市場調査やキャッチコピーの作成、レイアウトの調整、テキストデザインの作成など、ランディングページ制作のそれぞれの工程には十分な時間が必要です。

制作にかかる時間は経験の有無や1日に割ける時間、内容によって異なりますが、リサーチから構成やコピー(文章)の作成、ワイヤーフレーム制作までで、およそ3日~10日程度必要です。さらに、ノーコードツールによるデザインの作成におよそ3日~5日ほど要するため、リサーチから完成まで約1~2週間は見積もると良いでしょう

他の業務と並行ながらLP制作を行う場合、思った以上に時間を費やす可能性があるでしょう。

②独自性や個性を出しにくい

ランディングページのテンプレートを利用すると、他のサイトと似たデザインになりやすく、独自性や個性が薄れがちです。

制作会社や個人のライター・デザイナー等に依頼する場合、いちからデザインを制作するためオリジナル性が高まります。

テンプレートは便利ですが、他社とデザインが被る可能性もあり、ブランドの個性を引き出すことが難しいと感じることがあるかもしれません。

③細かなデザインや微調整が難しい

テンプレートを使用したランディングページでは、デザインの細部やレイアウトの微調整が制限されていることが多いです。例えば、配置の微調整や色使いの細かい調整が制限されてしまい、思い通りの仕上がりが叶わないことがあるでしょう。

④構成やコピーの作成が必要

ランディングページのテンプレートを使うことで、コーディングやデザインの経験がなくともLPが作成できますが、構成やコピー(文章)は考える必要があります。

ランディングページは、商品やサービスのベネフィットを伝え、「買いたい」という気持ちになってもらう構成づくりが重要です。そのため、同業他社との違いやお客様にとってのベネフィットを見つけたり表現したりすることが求められます。

⑤景品表示法・特商法・薬機法の対応が必要

広告運用の有無に関わらず、ランディングページ制作には、景品表示法・特商法・薬機法への対応が必要になります。

例えば「今だけ1000円」と訴求しながら恒久的に同じ金額で販売していたり、健康食品で「○○に効く」と訴求するなどが該当します。

①制作に時間を割ける方

ランディングページのリサーチや制作に十分な時間が割ける方は自作することで格安に作ることができます。

ランディングページならではの文章の書き方や構成、デザインの知識が必要になるため、実際のランディングページに触れて

②手軽にLPを作りたい方

外注しお金をしっかりかけてLPを制作すると、途中で止めた場合に大きな痛手となります。「簡単なもので良いからまずはLPを作ってみたい」「LPで効果があるのか運営して試してみたい」という場合は、まずは手軽に作れる方法で自作し、テストしてみると良いでしょう。

③問い合わせ用など広告運用を行わないランディングページを検討中の方

「問い合わせ用のLPを作りたい」「今度のセミナー用にLPを作りたい」など、広告運用を行わないLPの場合、何十万もかかるランディングページよりも、ノーコードツールで手軽に作れるランディングページの方が向いているでしょう。

例として、以下のようなサービスは、ノーコードツールを使った自作のランディングページがおすすめです。日時の修正や簡単な内容変更などもコーディングなしですぐに修正できるメリットがあります。

  • 自己啓発セミナー
  • 集客セミナー
  • サロンの予約
  • 士業(税理士・司法書士など)の問い合わせや無料相談申込み
  • 個人塾の問い合わせや無料相談の申し込み
  • 小規模なネットショップの商品紹介・決済

ランディングページを自作される場合、コーディング(CSSなどのコードを記載すること)の手間なくLPをデザインできるノーコードツールを使用した制作がおすすめです。

ノーコードでランディングページを自作できるおすすめのツールをご紹介します。

①ペライチ

ペライチは国内企業が作ったランディングページ・ホームページ作成ツールです。

ペライチのメリットは、直感でLPを作成しやすく、申込みフォームや決済、予約などの機能も充実している点です。スマホやタブレットの表示に対応しており、SEO対策もしてくれます。さらに、サーバーやドメイン提供があり、別途サーバーの契約や支払いをせずにサイトを公開できます。

LPに使いやすいテンプレートが揃っていますが、テンプレートに縛られやすいことがあります。例えば「このテンプレートのこの画像の位置を変更したい」「このテンプレートをもっとおしゃれにしたい」と思っても難しいことがあるでしょう。

ペライチは無料でも利用できますが、月額1,465円(税込)~の有料プランなら、予約や決済の機能を使うことができます。

予約や決済までできるLPを作りたい方や、急ぎでランディングページが必要な方に向いています。

②Canva(キャンバ)

Canva(キャンバ)のデザインツールを使ってランディングページを作ることも可能です。

Canvaの特徴はデザインの豊富さです。無料プランでも1億点以上の素材を使うことができるので、LP制作に必要な画像もそろえることができます。テンプレートの種類も80万点以上と豊富で、おしゃれな雰囲気のLPを作ることが可能です。また、ペライチと同様に無料ドメインによって公開可能です。

一方、問い合わせフォームが設置できない点がCanvaの大きなデメリットといえます。そのため、ボタンから問い合わせフォームへの誘導が必要です。また、Canvaはオーストラリアのサービスなので、説明がやや難解に感じるケースもあるかもしれません。

Canvaも無料で使えますが、月額1,500円~の有料プランなら、使用できるテンプレートの幅が広がります。

おしゃれな雰囲気のLPにしたい方や、問い合わせフォームや決済の機能は不要な方に適しています。

③STUDIO(スタジオ)

STUDIO(スタジオ)は、日本企業が提供するランディングページ・ホームページ作成ツールです。こちらもノーコードでランディングページを作成することができ、STUDIOを導入している大手企業も多くあります。

STUDIOの特徴は、テンプレートに縛られず、比較的自由にデザインできる点です。そのため、細かな書体の指定やアニメーションの挿入など、こだわったLPを作れます。また、ペライチ同様に問い合わせフォームの作成も可能です。

デメリットは、CSSの仕組みを多少知っておく必要がある点です。お伝えしたペライチやCanvaよりも複雑な点があり、STUDIOの使い方に慣れるまでデザイナーの方でも1~2日の勉強時間が必要になるほどだそうです。また、STUDIOではカートや決済の機能は現在ありません。

STUDIOも無料で始められますが、1ページ構成のランディングページ制作に適した月額590円からのMiniプランもあります。

ランディングページを自由にデザインしたい方に向いているでしょう。

ご自身でランディングページを制作することで、費用をグッと抑えることができます。現在はさまざまなデザインツールがあるため、活用することでコーディングの手間なくランディングページが完成します。一方、ランディングページ制作には1週間以上の時間的なコストが発生します。また、、文章作成・各種法律に関する知識の取得やノーコードツールのデメリットなども理解された上で自作されると良いでしょう。

ランディングページを自分で作りたいけど時間がない」という場合は、自作のメリットを活かしながら外注できる方法を試してみてはいかがでしょうか。

当方では、ランディングページの文章作成を中心としておりますが、ペライチやCanvaなどのノーコードツールを使い、ライティングからデザイン・公開まで一貫した制作も可能です。ノーコードツールを使ったランディングページ制作なら、一般的なランディングページ制作外注の約1/5の価格で作ることができます。ノーコードツールなら、納品後にお客様ご自身で日時や価格などの簡易的な修正ができる点もメリットです。

EC販売用のランディングページ制作をはじめ、士業などのサービス業のランディングページ制作も可能です。

無料相談では、「決まった予算内でLPを作りたい」「LPを自分で作りたいけど時間がない」など、ランディングページ制作に関するご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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