LINEとメルマガどっちがいい?違いと使い分けのコツ
店舗はもちろん、ECの食品や健康食品、化粧品販売において、LINE公式アカウントやメールマガジンを活用することでお客様とコミュニケーションをとることができます。
メールマガジン制作やLステップ(LINE公式アカウントを拡張したもの)のシナリオ作成を行っていますが、「今の時代はLINEの方が良い?」「メルマガはもう読まれない?」など、メルマガとLINEの違いやどちらが良いか聞かれることがよくあります。
コミュニケーションツールとして似ているLINEとメルマガですが、それぞれにメリットや違いがあるため、優劣をつけるのは難しく、併用して使い分けすることをおすすめしています。
今回は、LINEとメルマガの違いと使い分けのコツについてご紹介します。
LINE公式アカウントのメリット
開封率が高くメッセージが到達しやすい
LINE公式アカウントは、メールマガジンに比べて開封率が高く読んでもらいやすい傾向があります。
LINEヤフー公式サイトによると、約80%がその日のうちに開封するほど、高い開封率があります。LINEをチェックしない日はないほど、日常に欠かせないプラットフォームであるため、読まれやすいといえるでしょう。
メルマガの場合、登録時に入力ミスがあったり、迷惑メールに分類されたりすると、メールが届かない場合がありますが、LINEならお友達登録によってコミュニケーションがスタートするため、確実に繋がることができるのもメリットです。
お客様とコミュニケーションがとりやすい
LINEはチャット形式でお客様とコミュニケーションをとることができます。
例えば、企業のメールや問い合わせフォームでは身構えてしまうような質問も、LINEなら気軽に問い合わせでき、企業とコミュニケーションをとることができます。
そのため、商品への不安を払拭できたり、親近感を持っていただくことが可能です。
リッチメニューなど拡張機能が豊富
LINE公式アカウントはリッチメニューなどの拡張機能が豊富です。
よくある質問を載せたり、ショップカードやクーポン、お客様へのアンケートなども簡単に作ることができます。
LINE公式アカウントのデメリット
長文のメッセージには不向き
LINEは長文のメッセージには不向きです。
1回の吹き出しで投稿できる文字量はは最大500文字ですが、100文字でも長いと感じるほど、チャットLINEは長文だと読みづらい傾向があります。
そのため、内容が濃い情報を届けにくい点がデメリットです。長文のテキストは読まれにくい傾向があるので、リッチメッセージ(画像やテキストを1つのビジュアルにまとめたもの)などで視覚的に内容が伝わるように工夫することが求められます。
プラットフォームに依存しており、垢BANの恐れがある
LINE公式アカウントは、LINEのプラットフォームに依存している形となります。
国内の約70%の人が使っており、もはや電話やメールと同等の役割を担っているLINEですが、サービスがいつ終了するか分かりません。
また、LINEの場合、ブロックやアカウントの凍結・削除によってお客様との関係が簡単に途絶える可能性があります。
例えば、クーポンやスタンプ欲しさにLINE公式アカウントを友達追加したものの、「頻繁に届くメッセージが煩わしい」「配信メッセージが不要」などと思われると、簡単にブロックされてしまいます。
複数のステップを通して配信停止を行うメルマガと比較して、LINEのブロックはボタンひとつで配信が停止できる気軽さがあるため、LINE公式アカウントのブロック率は平均して20~30%といわれています。
また、LINEの公式アカウントが凍結・利用停止になるいわゆる「垢BAN」されると、お客様との関係性が瞬時に終了します。LINE公式アカウントでは、医薬品やアダルトな内容に関する厳しい規制があります。例えばエステの施術画像など、露出が多いとみなされると規制の対象になるケースがあるようです。
そのため、LINEのサービスだけに頼ったマーケティングはリスクがある可能性もあるでしょう。
参考:LINE公式アカウント利用規約 LINE公式アカウントガイドライン
メールマガジンのメリット
内容が濃い情報を載せられる
メールマガジンの場合、LINEと比較してテキスト量が多くても読みやすい点が特徴です。
例えば、商品の説明やお客様に役立つ情報などをしっかりお伝えしたい場合は、メールマガジンの方が向いています。ほかにも、商品レビューや使い方の説明などもメルマガが向いているでしょう。
メールマガジンなら、お客様のストレスなく情報量を多く盛り込むことができます。
メールマガジンのデメリット
届かない・読まれない可能性がある
LINEと比較して、メールマガジンは届かない、読まれない可能性が高まります。
メールマガジンに登録する場合、自身のメールアドレスを手入力するケースがほとんどです。そのため、1文字でもアドレスの記載ミスがあればメールは届きません。また、迷惑メールに分類されることもあります。
さらに、日々のコミュニケーションの手段としてLINEが主流となり、そもそもメールを読まない人もいるでしょう。実際、メールマガジンの平均的な開封率は20%前後です。そのため、LINEよりも読まれない可能性が高まります。
参考:平均メール開封率・クリック率レポート (2024年度版) 業種別・地域別(国別)の最新情報(BENCHMARK)
メルマガはもう古い?LINEとメルマガどっちがいい?
メールマガジンとLINEはそれぞれに特徴がありますので、どちらも使用して使い分けることがおすすめです。また、お伝えした通り、LINEが凍結・利用停止された場合に備えてリスクヘッジの意味でも併用しておくと安心でしょう。
LINEでお友達登録したものの、企業からアクションがなかったり、不定期で数ヶ月も配信がないケースも見受けられます。音沙汰がないと疎遠になってしまいますので、双方がコミュニケーションしやすい環境づくりが求められます。
LINE公式アカウントが向いているもの
- 新商品やキャンペーンの告知
- クーポンの告知
- お客様からの問い合わせ対応
メールマガジンが向いているもの
- 商品の詳しい説明
- ニュースレター
- 新商品やキャンペーンの告知
LINE公式アカウントで絶対に向いていないものは?
EC通販の場合、LINE公式アカウント内で商品購入手続きは向いていません。
飲食店の予約など、伝える情報が少ない場合はLINE上のやり取りでも問題ないかもしれません。しかしながら、住所や連絡先など購入における情報量が多い場合は、申込みフォームがなく、メッセージ内に手入力で住所や商品情報を入力する作業はお客様にとって手間になりますし、注文確定が分かりにくいデメリットもあります。
そのため、問い合わせから商品購入に繋がった場合も、リッチメニューなどで公式サイトへ誘導する方が親切だといえます。
メールマガジン・LINE配信のシナリオ作成
企業様のメールマガジン作成や、Lステップ代行の方からの依頼を受けてLINEのステップ配信のシナリオ作成などを行っています。
過去の制作履歴はこちら
メールマガジン・LINE配信のご依頼・ご質問は以下の問い合わせフォームまでお問い合わせくださいませ。
この記事へのコメントはありません。